ストレスなき働き方の模索: <br>脱満員電車編

社会人に限らずこどもから大人まで多くの人がストレスを抱えて生きている中で、いかにストレスフリーでいられるか? もしくは限りなく”Less” ストレスである状態でいられるのかは、現代社会に生きる誰しもが一度は考えたことがある命題ではないでしょうか。もしかしたら、毎日のように考えている人もいるかもしれません。SDGsのひとつでもある”Decent work”を実現する上でも、切っても切れないテーマです。

僕は今コンクリートジャングルの東京で生活し、民間勤めから起業して自分の会社を経営するに至りますが、ストレスについては起業してから5年目の今年に入ってより考えるようになりました。ここで自分も追及しているON & OFF両方を含めたストレスフリーなライフスタイルに関して整理してみようと思います。同じような問題意識を最近強く感じている人の何かしらの参考になれば幸いです。今回のテーマは脱満員電車です。

普段みなさんが日常でストレスだと感じるとき=精神的に苦痛という状況だと思います。ではその精神的苦痛がどのように発生するのでしょうか。広辞苑のストレスの定義では「種々の外部刺激が負担として働くとき」という表現が含まれており、外部刺激、まさにその通りですよね。

僕の場合の負担となる外部刺激の最たるものは満員電車です。この世から消えてなくなれと心の底から思っています。僕にとっての満員電車とはこうです。

  • 怒涛の乗車
    さすがにもう入れないでしょう・・・という状態でもどんどん強引に力づくで入ってくる止められない流れが何駅も続く。
  • ドア開閉の嵐
    ドアが閉まったと思えば、誰かの荷物がドアに挟まり、ドアが開いては閉じ、開いては閉じを数回繰り返す
  • 駅員案内無視
    アナウンスですぐに次の電車が来るのでそっちに乗ってねというアナウンスももはや響かず。
  • 怒涛の降車
    逆に降車したい人たちもラグビーを彷彿させるように内から外へと強引に出ていく。
  • 降りたいのにどかない岩々
    降車したい人の通路を塞ぐ形で立っている人も本来は一緒に外に出るべきだが、そうすると入り口でまたもみくちゃにされるので、なんとか一緒に出ないようにと鉄壁の岩となって我動かじとする人も。
  • 優先席での確信犯的無視
    優先席で老人が目の前に立っていても寝たふり、中には気づいていても我関せずという人も。
  • 隣関係なしの大股座り
    なんとか座れたと思うと、隣の座ってる人がカニのように大股を開いて座る人も。
  • 響き渡る音漏れやいびき
    近くからは音漏れガンガンの漏れてくる機械音が鳴り響いたり。朝の通勤ラッシュ時には、遠くの方からはいびきも聞こえてきたり(お疲れ様です…)。
  • 痴漢行為
    出会ったことはありませんが、朝から痴漢行為とか・・・一説によれば、「線路に人がはいった」というアナウンスは本当かどうかわかりませんが痴漢が逃げてという状況が実は多いという話をよくききますよね…
  • 降車優先無視
    ようやく電車を出れると思い出ようとすると、降車優先なのに、人が降りる前から先に乗ろうとする人がドアの端っこから我先にと入り込もうとしたり。

そうやって色々考えるとそんな朝からの満員電車は最強の外部刺激達が集まった環境だと思います。健全な人間なら誰もそこに乗りたくないですよね。個人的にはこう思います。当たり前すぎてある程度慣れてしまっているけれど、脳や身体は実際に慣れることはなく、絶えず劣悪な環境でのストレスという悪の栄養を心身に与え続けていると。なので満員電車がなくなれば、道行く人が構内で見知らぬ人の肩がぶつかってもちゃんと謝れる等の当たり前のことができるようになるのではと強く良く思います。

じゃあ解決策は?と考えると例えば次のようなパターンのどれかを選択する必要がありそうです。

  • 不屈のメンタルでとにかく耐えるという我慢。
    但し、精神衛生上は悪い状態であり、まさにストレスフリー、レス・ストレスとは程遠い
  • 達観する。
    むしろ我慢ではなく、ちゃんと解釈して許容して自分にストレスを感じない水準までもっていく。そんな人も中にはいるかもしれないですよね。僕には無理です。あるいはアンガーマネジメントでしょうか。
  • 満員電車を避けて電車に乗る。
    これは早朝出社、あるいはフレックスを活用し出社を遅らせる、また最近官民含めて鋭意推進中のリモートワーク・オフィスの活用で、満員電車の時間だけ在宅または会社が契約している近くのリモートオフィスで勤務してから出勤する。できるヒトは早朝出社してる人も少なくないですよね。
  • 完全リモートワークに切り替える。
    但し、実現性は経営者・役員の考えや携わる事業モデルに大きく依存し、また本人のスキル含めた信頼もないと会社はOKと言わない可能性は高い。
  • 引っ越す。
    ひとつは会社の近くに引っ越すという選択肢があります。また楽天もそうですが、近場に引っ越すと居住手当てつけるみたいなところも珍しくはないですよね。もうひとつは始発の最寄り駅に引っ越すことですね。但し、一本でいけることが前提です。乗換時には激込はあるあるですよね。
  • 転職する。
    これは3つ選択肢があります。1つ目は家の近くの会社に転職する。満員電車が最優先事項で判断する人はなかなかいないと思いますが、今の仕事にマンネリ感があり、近くで興味のある転職募集の会社がある等だといいかもしれないですね。2つ目はリモートワークOKの会社に転職する。最後に、満員電車に乗らなくてよい地域へ引っ越し&転職する。
  • 起業する・フリーランスになる
    家の近くで自分で起業する、場所に制約されない事業をする、もしくはリモートで受注・サービス提供できる環境を作る。フリーランスであれば今だとクラウドソーシングみたいな実質的に営業代行的なサービスもあるので単価を除けば方法はありますよね。

だいだいこのあたりじゃないでしょうか。僕の場合は、もともと自分の会社が両国、ショールームが代官山、自宅が吉祥寺と以前は東京をトライアングルで電車で行き来していました。せっかく起業して自分に意思決定権があるのに、これはダメだとようやく決断し、最終的に吉祥寺にショールーム兼勤務できるオフィスを集約し、午前中は吉祥寺のオフィス又はカフェで頭を使う仕事をすることでルーティン化し、顧客との打ち合わせ等は13:00から16:00までに集約することで、脱満員電車を実現しています。

但し、顧客の都合で調整できない場合は午前中に訪問しますが、それも殆どないので、たまに乗る位であれば別に苦ではないし、むしろ若干楽しんでいる自分がいます。また起業してしばらくは提案していませんでしたが、最近は電話やスカイプの提案もしています。テレカン等のリモート会議に関しては、何かの統計でみたのですが、まだ会いに行くのが礼儀という名残が日本の商慣習に残っているので、メインストリームにはなっていませんが、国の後押しもありますし、世代も変わっていくので、今後は当たり前になると思います。

この会いに行くのが礼儀というのは、僕も気持ちはよく分かりますが、それはもっと顧客接点をブレイクダウンして考えるべきだと思います。例えばB2Bのプロジェクト系の案件を考えてみましょう。顧客接点を持ってから商談、契約し、キックオフ、サービス提供着手、進捗共有、摺合せ、納品、アフターの中で全ての接点において顔を出すべきだというのは、間違った「顧客は神様」という考えに染まっているのかなと思います。信頼構築フェーズと、お互いに効率的に業務遂行したいワークフェーズでわけて考えてみても分かると思います。相手が先述のすべての接点で会いに来るのが当たり前だろうと臭わせ、かつあなたが強い違和感を感じるのであれば、むしろ仕事は断ってもいいくらいだと思います。重要なマイルストーンでは顔を合わせてしっかり摺合せ・共有を図るけれど、特に進捗時においては、お互いの時間を割いてまで訪問して議論すべきかむしろ相手をタイムイズマネーの視点で思いやる視点が抜けているといえます。但し、このあたりも自分が意思決定権を持っていればの話であり、持っておらず、かつ上司や経営者がそのあたりに賛同できないと、勝手に仕事断るなよと怒られてしまうこともあるでしょう。そこはジレンマですよね。ちなみに、僕の会社で取引させて頂いてる企業さんはみなそのあたりスマートに対応されており、電話で終わるものは電話という考えで効率的にできておりストレスフリーです。

さて、脱満員電車でしたが、いかがでしたでしょうか?ぼく個人のストレスフリー実現に向けての話ですが、どれだけストレスフリーなライフスタイル施策をしていても、満員電車に乗っていたらストレスフリーは訪れないというのが僕の場合です。皆さんは別にそれほど満員電車苦じゃないという人もいるかもしれません。ポイントはあなたにとってのストレスの極みが何で、それを限りなくゼロに出来ていますか?ということです。もし出来ていなかったら何かクイックトライをまずはしてみましょう。